iOS辞書アプリのURLスキーム
iPadやiPhoneで使えるドイツ語辞書アプリには、有名どころのアクセス独和や独和大辞典以外にも選択肢はある。
Langenscheidt(ランゲンシャイト)社の出している独独辞書 German Learner's Dictionary だとか、
PONS(ポンス)社の Dictionary German English (独英・英独辞書)とかだ。
どちらも日本の出版社の出す辞書アプリと違って全文検索など当然のようにできるし、そもそも辞書のほぼ全ての内容がオンラインで公開されている。
Online-Dictionary by Langenscheidt
日本の辞書業界と違って(2回目)このように辞書というものに対しての意識が欧州人はまるで違うのだが、一点だけは不親切なところがある。
アプリ間連携の話だ。
公式サイトにもアプリ解説文にもURLスキームの話は載っておらず、検索ハブから飛びたい場合にどういう具合に指定すればよいのかわかりづらい。
そもそもできるのかどうかすら怪しかったが、結論から言うと出来るのだ。しかもコールバックまで設えられている。
この方のツイートに助けられた。感謝感謝。
「検索ハブ」からPONS English-German
— Takuya Abe (@takuja) 2013年3月19日
com.slovoed.api.283://show=_Q_
これでPONSのほうは他アプリからの検索ができるようになったわけだがもう一つのほうは、はて?
同氏のツイートによればLangenscheidt社も同じ規格に則ってアプリを作っているらしいので、Open Dictionary API Allianceの解説ページを見てみると、こう書けば良いことがわかる。
com.slovoed.api.<数字>://show=<検索ワード>|return=<戻る先のアプリのパッケージ名>
ここで<数字>には辞書ごとに1から999までのいずれかが入る。
いずれかである事は確かなのだが何番なのかがわからない。不親切極まりない
じゃあどうやって探そう?
iOS9の変更がもたらすURLスキーム利用への変化 – canOpenURL | reliphone
を参考にして、標準のメモアプリにでもこんな風に書いて、青文字になればその行がアタリ。
javascript:location.href='com.slovoed.api.210://show='+encodeURIComponent('_Q_')+'|return=myfind%3a%2f%2fback'
ここにテキストファイルを置いておくのでめんどくさいひとはどうぞ
これでやっと終わった!
Langenscheidtの方は210番、PONSの方は228番とわかった。